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アロマテラピーの基礎知識

Base Knowledge

アロマテラピーについて

自然からの贈り物である植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を用いてこころとからだのトラブルを改善し、私たちが本来持っている自然治癒力を高め、美と健康の維持促進に役立てる自然療法。
 
リラクセーションやリフレッシュはもちろんのこと、不眠、目の疲れ、頭痛、肩こり、筋肉痛、ホルモンバランスの乱れ、疲労などの不調を和らげます。もちろん、美容にも高い効果がありますが、「美」というのは心と身体が健康な状態にあって、初めて成り立つものであるということを認識しなくてはなりません。
 
「香り」とは、人それぞれの感じ方や価値観によって、その印象は大きく異なります。
 
まずは、自分が心地良いと感じる香りを見つけてみましょう。 
 
”香りを楽しむ” 癒しは、そこから始まります。

精油について

精油のプロフィール

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精油・エッセンシャルオイルについて

エッセンスとは、本質、真髄のこと。

精油とは、植物から香りの成分を抽出して、人間の心や体に対して有効な成分を高濃度に含んだ有機化合物(天然の化学物質が集まってできたもの)です。
 
オイルとなっていますが、油脂ではありません。
揮発性が高く、水には溶けにくいのですが油によく溶ける親油性または脂溶性という性質を持っています。

抽出する植物によって、同じ植物でも使用する部位によって、その香りと機能が異なります。また、精油を抽出するには、大量の植物を必要とします。
 
ローズの精油を1g造るには、バラの花を4〜5kg必要とします。1gは、ちょうど一円玉の重さです。一般的なラベンダーでも1gの精油を造るのに、1.6kgの葉と花が必要です。
 
私たちが心豊かにアロマテラピーを楽しめるのは、植物たちのおかげです。自然への感謝の気持ちと畏敬の念を忘れず、日々の生活の中で少しでも自然を守る行いをしていきたいものです。

植物を原料としている精油は、農作物同様、育った国、たとえば土壌や空気、温度、雨、風、それから収穫年が違えば出来栄えも違います。
 
抽出方法を同じにしても、微妙に香りは違ってきます。また、時間と共に変化し、保存環境によっても成分構成は変化します。
 
ワインを想像してみると、分かりやすいでしょうか。
精油は生きていて、あの小さな瓶の中には、植物たちそれぞれの人生がぎゅっと詰められているのです。

アロマテラピーの注意事項

精油を直接肌に塗ったり、飲んだりしてはいけません。
火気には十分注意しましょう。
子供やペットの手の届かない場所に保管しましょう。
精油の保管は、キャップをしっかりしめ、高温多湿を避け、冷暗所保管しましょう。
 
合成オイルと混同しないようにしましょう。
妊産婦、お年寄り、既往症のある方は、専門家にご相談の上ご使用ください。
 
3歳未満のお子様には、芳香浴以外の使用はおすすめしません。小さな子供はまだ抵抗力が弱く、体重も少ないため、精油の影響を受けやすいといわれています。3歳以上のお子様でも、大人より少ない量で使用しましょう。
 
ベルガモット精油やレモン精油など、柑橘系精油の中には、日光によって反応し肌に刺激を与える成分(光毒性のある成分)が含まれている事があります。
外出前や外出中に使用する際はご注意ください。
精油を目に入れないように注意しましょう。

対処法

・香りに敏感になっている時は濃度を薄くして行う。
・原液が皮膚についたらすぐに水で洗い流す。
・香りが不快に感じたら窓を開けて換気する。
・使用方法について迷ったら専門家に相談する。