こんにちは♪ アロマテラピースクールホワイトローズの佐藤真理子です。
『全身のトリートメントまではできなくても、手や足の軽いマッサージの仕方を覚えて、誰かを癒してあげたいな。』
そんな気持ちがあるなら、是非「アロマハンドセラピスト講座」へお越しください。
アロマテラピーアドバイザー資格をお持ちの方なら、5時間のカリキュラムを受講後、認定校が発行する「履修証明書」をAEAJに提出し、所定の手続きをすると、「アロマハンドセラピスト資格」が得られます。
もちろん、資格はいらないけれど、マッサージの基本を覚えたいという方の受講も大歓迎です。
また、セラピストの資格を取ってみたいけど、自分には向いているか、いきなり人の身体に触るのがちょっと怖くて不安という方にも、セラピストの体験をするのにピッタリです。
ホワイトローズでは、手だけだからと言って、手抜きは致しません。
手の構造を学び、どこへどのようにアプローチすると効果的なのか、速さや自分の手や体はどのように使うのか、経験豊富なセラピストならではのポイントをお伝えしていきます。
この講座では、受講したときだけで終わらないよう、自宅練習用のトリートメントオイルがついています。オイルには、ご自身で精油を選んでブレンドしていただきます。
精油の皮膚への効果も考慮して、ブレンド精油は一切使用しません。
私のハンドトリートメントを通じてのエピソードをご紹介しますね。
少し長くなりますので、気になった方だけ、読んでください。
東日本大震災のあった年の夏から、宮城県の沿岸部各地へアロマのハンドマッサージでボランティアに参加していました。動機は、セラピストが足りないからという何とも自主性の無い理由から。
ボランティア活動にも慣れてきた12月、気仙沼での出来事です。順番待ちの列ができ、やっと自分の番がきて、嬉しそうにニコニコしながら椅子に座ったある女性。
トリートメントをしながら、「お近くなのですか?」「はい、近所です。」そんな会話を交わしているうち、「うちは大丈夫だったのですけど」顔が曇ってしまった、と思った瞬間に彼女の目からは大粒の涙がこぼれ、声になるかならないかの「実家が…」「ごめんなさい、思い出させてしまって」と言いながら、私も彼女と同じように大粒の涙を流していました。「ううん、いいの、ただ、もうあれから9か月も経ったとは思えなくて。」トリートメントを休んで、二人でティッシュで涙を拭い合いました。
彼女が津波でどのような経験をされたのかはわかりませんが、震災から9か月経っても、あの日のことがあまりにも大きくて、昨日のことのように鮮明に、深く、心に傷を残しているのだということはわかりました。
こういう方々を前にして、「ボランティア」という言葉が、偉そうに聞こえて恥ずかしい。
もしかして、思い出したくないことを思い出させて、心をえぐってしまったのかもしれない。
けれど、彼女はすぐに笑顔に戻って「こんなに気持ち良くしてもらって、来て良かった。」と目を閉じてトリートメントを受け、帰り際、「幸せな時間をありがとう。」と言ってくれました。
この時の気持ちは、忘れられません。こちらのほうこそ、「ありがとう」です。
お互い何度も頭を下げ合って、見送りました。
何気なくハンドトリートメントに参加した私の心に、名前も知らない彼女とのめぐりあいがもたらした、言葉にならない感情です。
自分のしたことに心からの「ありがとう」を頂ける仕事。
殺伐と見える今の社会で、こんな時間をもてる幸せ。
ホワイトローズで学んだ皆さんには、一つでも多くこういう体験をしてほしい、そう願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。